「勤務先」ではなく、
「自分の城」へ
太田 | 5年目
THE LAST STORE® マネージャー
「百貨店で働く」ことから始まった
まずは、ラストストアとの出会いを教えてください。もともとは阪急百貨店の社員だったんですよね。
はい。2021年4月に阪急百貨店に新卒で入社して、レディースの売り場を1年間担当していました。
当時はイベントスペースを7時間見たり、バックヤードで1日1,000枚女性用下着の棚卸しと検品を延々としたりとか。「穴が空いてるやつ、見つけました!」と先輩に言ったら、「それ、そういうデザインや」と言われたりしてましたね(笑)。
高校生くらいからファッションが好きで、ファッション業界における一番大きいプラットフォームが百貨店だから、入社時はいつか販売を経てバイヤーにも携わりたいと思っていました。なので、今やってる業務とのギャップに戸惑っていました。
そんなある日の休日に、たまたま通りかかったのが阪急メンズ大阪の1階にある
THE LAST STORE®︎(以下、ラストストア)でした。
噂に聞いていた「ヤバい店」
もともとラストストアは知っていたのでしょうか?
もともとヴィンテージが好きで、やばい店がある、というラストストアの噂は聞いていました。
たまたま僕が通りかかった時に、ショーケースに飾られていたヴィンテージのアーネルに足を止めて。
僕はすでに数年前に古着屋で自分でアーネルとヒルトンを買って持っていたので、価格がどうなのかに興味を持ちました。金額を聞いてみたら、全然百貨店価格ということもなく、相場通りの値段で全然高くなかったことにまず驚きました。
そこからラストストアのことを聞いていたらめちゃくちゃかっこいい女性のスタッフの方が出てきて、
自分のことを親身に聞いてくれました。「ラストストアは阪急という会社の中でも、販売と商品部が合体した独立特区のようになっていて、新入社員はとっていないらしい」と噂で聞いていたので、「自分みたいな新入社員はとってないですよね」と聞いたら、そのかっこいい女性が眼光鋭く「ほんまにやりたいんか、太田君よ」と。
志願して配属が決定
そのまま働くことになったのでしょうか。
その方は当時のラストストアのマネージャーで、阪急の社員でした。すぐに上にかけあってくれることになりました。僕自身、その日の印象でラストストアで働きたいという気持ちが固まっていたので「ラストストアで働きたい」と自ら志願し、2022年5月にラストストアに配属されることになりました。
どうしてラストストアで働きたいと思ったのでしょうか。
専門店としての面白さでした。
まず入り口は、ヴィンテージアイウェアやジュエリーそのものの面白さに惹かれました。
古着屋ですでにヴィンテージアイウェアを持っていたとはいえ、専門店は面倒見の良さが全然レベルが違うんだなと。
物の時代ごとの素材、製法や時代背景。
昔は一つのデザインでも20サイズも展開していたから、「自分だけ」のサイズがあった、ということも初めて知りました。
ここの人たちは、ただカッコよくてセンスがよくてフレンドリーな販売員、ってだけではなく、職人でもある。
ここは他のブランドとは違う。他のヴィンテージショップとも違う。唯一無二の強いことをやっている人たちだと確信しました。
ラストストアは、最初は阪急の運営だったんですね。
ラストストアは2020 年のオープンから最初の頃は、阪急の社員で運営し、ziekからはクリエイティブ面のサポートという役割分担だったのですが、2024年の4月に運営が阪急からziekに変わりました。運営体制が変わったことで、僕はラストストアでずっと働きたいと志願していたのですが、まったく希望とは違う部署に配属されることになりました。
新しい部署でも半年間働いたのですが、阪急を辞めてでもラストストアで働こうと決めました。
“配属先”が、“自分の城”に変わった
ziekに入社してから、働き方や意識の面で変化はありましたか?
かなり変わりました。ziekに入って3ヶ月でマネージャーを任されました。
マネージャーとして初めて部下を持ったことで「人」に強く興味を持つようになりましたね。
ラストストアが、勤務先というだけでなく「自分の城」だと感じるようになりました。
空間も、チームも、自分が全ての責任を背負っているという感覚です。
リコさんやノブさんのような先輩や、他のメンバーの働き方を間近で見て学ぶことも多いですね。
マネージャーと、プレイヤーとの違いは何でしょうか。
人のこと、チーム作りですかね。チーム作りで最初は苦労しました。
僕がうまくマネージャーとして機能せず、実際に辞めてしまったメンバーもいます。
特に学んだのは、踏み込んだコミュニケーションの必要性です。
それまでは、仲良くはあっても言いたくないことは言えない関係性でも良しとしてしまっていました。
例えば後輩が悩みや不満を抱えている時に、どう対応するべきか。
本人からはきちんと話を聞くし、上司に報告・相談もして、後輩とも、上司とも、
ネガティブなことも言いやすい関係性を作ろうとしています。
そのために、上司に報告し、相談しながら、理想や目標、些細な違和感など踏み込んだ話も、
日頃からしっかりするようになりました。
そうした経験を通して「誰かのせいにしなくなった」と思いますし、自分自身が素直になったというか、
少し大人になれた気がします。
だからこそ、今のチームはとても自慢です。簡単なことばかりじゃない中でも、ちゃんと向き合おうとしている。
そういうメンバーと一緒に働けていることは、自分にとって本当に大きいですね。
30歳で独立する。そのために、今ここにいる
将来的には独立も視野に入れていると伺いました。
はい。入社当初から独立したい、自分の店を持ちたいという目標を話していて、
それを龍允さんも入社時から応援してくれています。
ziekは、「やりたい」と本気で手を挙げた人には、経営経験がない若手であっても、事業を立ち上げることや、
社長になることを現実的な選択肢として支援してくれる環境がある。
マネージャーの仕事って、「ちっちゃい個人の社長」みたいなものだと思っていて。
龍允さんに近い距離で、理想に向かってやりながらも、現実の人・もの・お金をどう動かすかを考える。
今やっていることは、将来、自分が店を持ってチームを作るときに、絶対に必要になる経験だと感じています。
具体的な人生設計はありますか?
僕は自分の人生設計を5年単位で考えています。
30歳前後で独立して自分の店や会社を立ち上げ、そこから5年で事業を軌道に乗せたい。
さらにその先、40歳くらいでメーカー(ブランド)をやりたい、というイメージもあります。
25歳の頃に「自分の店を持ちたい」と思った瞬間から逆算して、「今、何を身につけるべきか」を常に考えています。
そうすると、今何をするべきか、何ができていないのか、が見えてくるんですよね。
求職者の方へのメッセージ
最後に、ラストストアやziekに興味を持っている方へメッセージをお願いします。
まずは、エントリーする前に一度ラストストアに遊びに来るといいと思います。とにかく楽しい空間なので。
ただ仕事のため、就職先として検討するだけでなく、実際に現場に来てみて「楽しいな」「ここで働いてみたいな」と思えたら、そのときにエントリーしてもらえたら嬉しいですね。